« ブライダルフェアのお知らせ♪♪ | トップページ | ブログ再開 »

シティポップスとの邂逅 ~歌い継がれていく「SONG CYCLE」

久々の登場、予約課のモッドです。

10/110/2の2日間は、福岡市の天神を中心に10周年目となるイベント「MUSIC CITY TENJIN」が行われ、街全体が多種多様な音楽で彩られとても活気づいていました。

そのイベントの一環として当サンパレスのコンサートホールでも9/2829の2日間に渡り、10周年記念のアニバーサリーライブが開催されたのですが、そこで私は2日目の土岐麻子さんを観てきました。

元々、「フリッパーズギター」→「ピチカートファイブ」→ そして土岐さんが在籍していた「シンバルズ」と、いわゆる小洒落ていてキュートで、でも反骨精神もあるそんなギターポップが昔から大好きだったので彼女の歌声には以前より親しんできてたのですが、失礼ながら実はソロになってからの予備知識はほとんど無いといった状態で会場に向かいました。

しかしシンバルズ時代とは全く違ったアプローチで、多分このような音楽が今ご自身の表現したい音楽なのでしょう…一言「素晴らしかった」です。

みなさんも一度はCMで耳にしているであろう「Gift~あなたはマドンナ」(資生堂エリクシール、「幸せのハリマドンナ」篠原涼子さんのあのCMです)といった比較的キャッチーな曲も良かったのですが、秀抜だったのはラストの「CITY LIGHT SERENADE」。

ボーカルとキーボードのみで奏でられるその楽曲には、大人的な静寂と情感を包含し、現実にありそうで無さそうな都会の風景が目前に広がり、そして古くはないけどどこか懐かしい温かみのある、そんな一曲でした。

この感覚はまさに私自身が思春期を過ごした80年代半ばに隆盛を極める「シティポップス」に似通っていると肌で感じたのですが、後日興味を持って土岐さんについて調べるとやはり現在の「キリンジ」や「流線型」と共に“ネオ・シティポップス”とカテゴライズされることもあるようです。

そう言えば当日のMCの中で、同じくこの日に出演されていた大貫妙子さん(もちろん大貫さんといえばシティポップスの先駆的存在!)との以前の会話で、土岐さんの「歌詞に出てくる“街”とは具体的にどこの街なのでしょうか?」との問いに、大貫さんは「(しばらく考えて)特定の場所は無いけど、強いて言うならば“新宿ゴールデン街”でしょうか」と答えられたそうです。

“新宿ゴールデン街”というととにかく雑多で新しいモノも古いモノも、日本的なモノもそうでないモノも様々な要素がミクスチャーされた無国籍でタイムレスな空間と言えるのでしょうが、その本質自体がいつの時代にも存在する「シティポップス」の普遍性と相通じるところなのかもしれません。

土岐麻子さんの後に、日本におけるニュー・ウェーブユニットの重鎮・THE BEATNIKS(高橋幸宏さんと鈴木慶一さんの再結成!)を挟み~大貫妙子さんとライブは続きました。

今回は過去から現在そして未来へと良い意味で歌い継がれていく「シティポップス」の系譜、そして今回のイベントタイトルでもあった「SONG CYCLE」(=連作歌曲)というテーマに貫かれたライブ内容で、感動的な至福の一夜を過ごすことが出来ました。

追記:なおイベントタイトルの「SONG CYCLE」といって思い浮かぶのは、やはりヴァン・ダイク・パークスが68年に発表した同タイトルのアルバム。

音楽性は異なりますが、稀有のアーティストが創造したこの永遠に愛され続けるだろう名盤に対するオマージュも今回のイベントにあったのではないか?などと一人で考えてもいました…。

|

« ブライダルフェアのお知らせ♪♪ | トップページ | ブログ再開 »

イベント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1091414/42267003

この記事へのトラックバック一覧です: シティポップスとの邂逅 ~歌い継がれていく「SONG CYCLE」:

« ブライダルフェアのお知らせ♪♪ | トップページ | ブログ再開 »